昨年に引き続き福島県の学校へ音楽指導に行ってきました。
5月某日、昨年に引き続き福島県の学校へ指導する機会を頂きました。
→昨年の様子はコチラ。
【3校合同!過密なスケジュール】
今年はなんと、国見町立県北中学校、桑折町立醸芳中学校、福島県立福島北高等学校の3校合同練習に参加させてもらいました!
昨年の経験があるとはいえ、私たちの緊張も昨年の3倍です(泣)今回も事前のシミュレーションを入念に行い、行きの新幹線の中では皆真剣に楽譜と向き合いながら福島の地へと向かいました。
団員同士で初心者に教える練習をしました! どんな生徒さんでも教えられるように、練習嫌いな生徒役も作ってみました(笑) (実際、そんな生徒さんはいませんよ!) 中央の写真は練習嫌いな生徒役の岩田さん。言うことを聞いてくれない~(汗) |
行きの新幹線にて、予習に余念がありません。 |
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福島駅に着きました! |
会場の醸芳中学校に到着! |
合奏にて1 |
会場の醸芳中学校に着いたら早速練習開始です。 午前中はパートに分かれて基礎と曲を練習しました。10人を超える生徒さんを教えるパートもあり、指導メンバーはてんてこ舞い…。どの学校も4月に入部した新入部員の生徒さんにはまずは楽器の持ち方を教えるところからスタートです。楽器を始めてまだ1週間程度の生徒さんが多かったにもかかわらず、驚くほどよく吹けていました。少しでも早く上手くなろうと頑張っていました!同時進行で上級生はコンクール曲、練習曲の練習です。 指導メンバーは新入部員の生徒さんと、上級生の曲の指導ととにかく大忙し、時間がいくらあってもたりませんでした(汗) |
午後は午前中にさらった曲の合奏です。
各校40-50分ずつ隠岐先生の合奏を受けていきました。短い時間の合奏であったにも関わらず、一秒も無駄にしないよう頑張って吸収しようとする、生徒さん達の眼差しに我々指導メンバーも刺激を受けました。そして、やはり隠岐先生はすごかった!限られた時間のなかでメキメキうまくなっていきます。一体どうしたらこんなに上手く教えられるんでしょうか。
時間に追われながら、とにかく全力で指導をした1日はあっという間に終わりを迎え、メンバー各自が反省をしながら帰路につきました。
夕方東京に戻るやいなや、PRIEMの他のメンバーも合流して早速反省会です。指導のこと、生徒さんのこと、話のネタは尽きず反省会は夜が明ける勢いで続きました。
クラリネットパート1 |
サックスパート |
フルートパート |
チューバパート |
ホルンパート |
トロンボーンパート |
クラリネットパート2 |
トランペットパート |
合奏にて2 |
合奏にて3 |
合奏にて4 |
【移動はダッシュ!さらに過酷なスケジュール】
6月某日、2回目の指導に行ってきました。 コンクールまで残り1ヶ月という時期でもあり、各校演奏曲も決まり、私たちも事前に必死にさらってから指導に臨みました。 今回は前回と指導スタイルを変え、私たちが各学校に移動して指導をしました。 各学校2時間という限られた時間の中、最初に合奏をして、課題部分をパート練習で練習していきました。時間との闘いで、生徒さんと一緒に吹きながら練習の仕方を教えるので精一杯!隠岐先生も各パート回ってくださり、不慣れな私たちをサポートしてくださいました。 |
そして時間を忘れて指導に没頭し、移動予定時間に遅刻するメンバーが続出! 移動は保護者の皆様の車に乗せていただき、大慌てで次の学校へ・・・、指導時間以外は基本走っています(笑) |
フルートパート1 |
フルートパート2 |
クラリネットパート |
サックスパート |
ホルンパート |
合奏にて |
【ハラハラ、ドキドキ!?最後は涙のサプライズ企画】
最後に向かったのは福島北高校の定期演奏会! 生徒さんには事前に演奏会を聴きに行くと伝えていましたが、それだけで終わる私たちではありません!なんと生徒さんに内緒で舞台に飛び入りし、一緒に演奏してしまうサプライズ企画を計画していたのです! 生徒さんに見つからないようにこっそり楽屋に入り、楽器の準備をして舞台袖へ。私たちの緊張は高まるばかりです。 古川先生に紹介頂いていよいよ舞台へ。客席で聴くはずの私たちが楽器を持って現れたので生徒さんたちは唖然!私たちは席に着き再会を喜びながらも緊張は最高潮です。なぜなら、、、古川先生の指揮で演奏するのは初めてなうえに、音出しもなくぶっつけ本番だったからです。さらに、隠岐先生が客席で聴いています。変な演奏をしたら怒られるのです…(泣) 必死に演奏しつつ、隣で吹いている生徒さんが1ヶ月前より格段に上手くなっているのに感動しました。前回うまく吹けないと相談を受けたところを上手に吹いていて一生懸命練習したのが伝わってきました。 |
PRIEMの演奏会でも経験したことのない緊張の中、何とか演奏を終えて興奮冷めやらぬまま控室へ。楽器を片付けて出ていくと生徒さんが待っていてくれて、お花とTシャツ、メッセージをプレゼントしてくれました。皆さん楽しそうで、うれし泣きしている生徒さんもいて、ほんの少しですが良いことができたのかなと嬉しくなりました。
東京に戻ったら例の如く反省会です。指導についてはもちろん、今回は私たちの演奏についても隠岐先生から叱咤激励を頂きました。間違えたの、ばれていたのね…(泣)
古川先生にご紹介頂きました! |
いよいよ演奏! |
メッセージを頂きました! |
何とか無事に終わりました。 |
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余韻もつかの間、これから帰ります。 |
【後記】
指導後、生徒さんたちは日々更に練習に励んでいると顧問の先生方から聞いています。私たちも負けないよう、演奏や指導の上達をめざして日々音楽に取り組んでいきます。
指導の機会を頂き、指導しただけではなく昨年にも増して私たちもいろいろ勉強をさせて頂きました。県北中学校、醸芳中学校、福島北高校の吹奏楽部の皆さん、鴫原先生、添田先生、古川先生、諸先生方、保護者の皆様、また、隠岐先生、ご支援頂いた皆様に深く御礼申し上げます。